保証人と連帯保証人の違いについて
不動産の賃貸を契約する際などよく聞く保証人と連帯保証人の違いってなんなのかについて、今回のテーマにしたいと思います。
根底にあるのは、どちらにしても「債務者の債務について補償をする立場」であるという点は同じです。その中で、保証人には催告の抗弁権、検索の抗弁権、分別の利益といった少しばかり抵抗することができるようになっています。
一つ一つ説明していくと
1.催告の抗弁権・・・債権者が保証人に対して、支払いの請求をした場合に先に債務者に請求するよう言えることです。
2.検索の抗弁権・・・債権者が保証人に対して、支払いの請求をした場合に先に債権者の財産を差し押さえするよういえることです。
3.分別の利益・・・保証人が複数いたときに、頭数で割った金額の分だけ責任を負うということです。
上記3点があることで、何かあった際に対応できない可能性があります。
では連帯保証人は、1~3を適用できないので、保証人よりもより責任は重くなります。
賃貸マンションの契約でも、連帯保証人を取ったり、別の機会で改めてご説明しますが、保証会社を通す場合などが見受けられます。レンタル家具家電のご契約に関しては、連帯保証人や緊急連絡先を設けるケースが多く、ご家族様についていただくことがほとんどです。
信用問題ではありますが、上記内容をしっかり理解したうえで、連帯保証になることは非常に重要であります。